Foster Salon . japan

[report.011]インタビュー

フォスターサロンとしての一歩をスタートさせるために・・

フォスターサロンとして一歩を踏み出す・・・。「プロ」として日々動物達に関わっている人にとって、保護動物に関わる意欲はあっても実際にどのように関わっていったら良いのか・・・と考えているグルーマーの方も多い事だと思います。そこで今回、皆さんご存知、サンディエゴ在住カリスマグルーマーでレスキュー(保護活動)にも精通されている中島かおるさんの来日に伴い、アメリカのレスキュー方法を始め、日本におけるレスキューの展開等ついてインタビューをさせて頂きました。

Q: アメリカと日本のレスキューの違いはどのような部分がありますか?

かおるさん:(以下K)アメリカは州によっては厳しい法律があり、誰でもレスキューができるという訳ではなく、1つ1つのプロセスにも厳重な書類が関わっていると思います。あと、レスキューをしている団体がうまく寄付金を集めていてお金持ちです。

Q: 現在の日本の保護活動の現状についてどう思われますか?

K:10年くらい前からレスキューセミナーを行っていますが、急成長していると思います。やはり私の予想通り、日本が世界一のレスキュー先進国になるのも目に見えております。

Q: 実際にどのような保護活動に注目したら良いと思われますか?

K:レスキューの歴史はまだ浅いので、無理せずに海外はもちろん、結果をキチンと出している保護活動に注目をして勉強のみです。

▲ フォスターサロン、千葉県のボラトリグループと活動するかおるさん。とても勉強になりました。

Q: サンディエゴにはレスキューネットワークはありますか?

K:サンディエゴのレスキュー団体は沢山あります。横の関連がある団体も多いです。スムーズかどうかはわからないですがみなさん頑張っております。

Q: 日本のレスキューを向上させていく為にはどのようにしたら良いでしょうか?

K:日本内でのレスキューの歴史は始まったばかり。「焦らずパッションを忘れずにます1匹を助ける」の合言葉を信じて勉強していくしかないです。

Q: プロのするべき事、アマチュアがするべき事はどのような事でしょう。

K:安全性を第一に考えて、無理せずにヘンテコリンなプライドを捨てて純粋な気持で殺される動物たちに向きあえば答えは見つかるはずです。

Q: 飼養者の意識改革や知識向上の為に、プロとして出来る事はありますか?

K:まわりが気にかけてあげればよいのです。心理学もシッカリ学んだプロが優しく指導をしていけば必ずついてくるものだし、保護活動に協力もしてくれます。

Q: チャリティー活動を成功させる為に必要な事はありますか?

K:ネットで研究するのも素晴らしいとは思いますが、実際に海外でもどこでも自分で参加して体験して勉強するのも大切かと思います。私もできるだけ参加してはそのインフォメーションを日本へ提供しようと頑張っております。

Q: 譲渡条件の規定について日本では各団体様々ですが、その点はいかがでしょうか。

K:規定は各団体の個人差があってバラバラでも良いと思います。サンディエゴでが法律で決められた「去勢避妊、マイクロチップ」を行い、あとは条件は様々です。

Q: フォスターサロンについてアドバイス等ございましたらお願い致します。

K:良いスタートだと思います。ただし、お店で飼われるのと一般家庭で飼われるのは違いがあります。できれば夜は一般家庭で暮らすスタイルで生活させるのがよい譲渡ができる近道かと思います。プロの場所と一般家庭の場所では見せる顏が違うのが本当です。

Q: 最後に・・・かおるさんにとって「動物と暮らす」意味とは。

K:20歳まで動物と暮らした経験がない私ですが、今では動物がいない生活は耐えられないですね…。出張など家を離れホテルなどに滞在していると、街中の動物を求めて歩いている自分がいたり、お留守番をしているペットたちが心配で、プロなのに恥ずかしくて口には出せないけど、私の代わりに世話をしてくれている人々などに今なにしているのか写真を送れとシツコイ私はかなり迷惑がられているそうです…。ペットは私がいなくでも全然大丈夫なのは分かっているんですけどね(笑)心配できる存在がいるのは幸せな事なのかもしれません。

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来日後、レスキューセミナーやインターペット2017内での「ハッピーグルーミングコンテスト」の準備等でご多忙の中、フォスターサロンとして活動をするサロンや活動を検討しているサロン始め、保護活動に携わる方達や今後の日本の保護活動に向け、心強いアドバイスを頂きました。改めまして、中島かおるさんにこの場をお借りして御礼申し上げます。有難うございました。

Foster salon.Japanでは、フォスターサロンとして活動していくサロンが日本中で少しずつ増えていき、その活動を多くの方に知ってもらう事で、私達の最終目標である「処分されたり、捨てられる命がなくなること」に繋がっていって欲しいと願っています。「フォスターサロンとして活動したい!」という方、ぜひ一緒に一歩を踏み出してみませんか。