Foster Salon . japan

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スペシャルインタビュー

2022.7.4
【 「カメラマン」としての保護活動 ~プロボノメンバー紹介~ 】

FosterSalon.japanの活動では「動物に携わるプロ」だけでなく、動物以外のスキルで活動を支えているメンバー=「プロボノ」メンバーが在籍します。
その中で協会創立時よりサポート頂いているフォトグラファー、MIKI YAMATOさんのヒストリーをご紹介します。
【 Epsode 1. MIKIさんと動物の関わり 】

幼少期より動物の存在が身近だったMIKIさん。
それもそのはず!MIKIさんのお爺様は獣医師だったとの事。寡黙だったけど背中で語るお爺様は捨てられたり飼い主さんが面倒を見切れなくなった動物達をご自身の病院で受入れお世話をし、その姿を間近で見ながら時に命の大切さを教わってきたそうです。
今でいう「保護活動」を古くから行っていたお爺様、ある日売れ残りの犬を昔で言う
「犬屋」から引取ります。その子は身体が小さな1歳くらいのヨークシャテリアで後にMIKIさんのはじめての愛犬となる「ネネちゃん」で、当時MIKIさんは6歳の誕生日を迎えた頃でした。
ネネちゃんとの楽しい日々を過ごす中でMIKIさんの心の中で「ネネちゃんの写真を撮りたい」という想いが募っていきます。そして、MIKIさんが10歳の時に初めてのカメラ(トイカメラ)を購入してもらい、中学生になると本格的なカメラを相棒にネネちゃんの写真を撮影したり、人物や風景等を取り始めるようになり、いつしか今の職業となる写真の道へ歩む事となりました。
MIKIさんが写真を始めるきっかけとなったのは愛犬ネネちゃんがきっかけだった事を優しい笑顔でお話してくれました。
【 Epsode2. MIKIさんとボランティア活動 】

月日が過ぎ、MIKIさんが28歳の時に最愛だったお爺様が他界された事でMIKIさんにある想いが募ります。
「獣医師という職業を選択しなかったけれど、祖父の想いを繋いでいきたい・・・」
その想いを胸にMIKIさんは動き始めます。
この頃、アニマルポートレートも撮影していたMIKIさんはご自身の持っているフォトスキルを活かし、保護団体でケアされている動物達を無償で撮影していきたいと考えます。プロが撮影する事でその子の魅力を引き出し、1日も早く新しい幸せが訪れる事を願い、保護団体探しが始まります。
ある日、友人より当協会代表を紹介頂き、実際にお会いして話を進めていくと以前より代表が思い描いていた「家族写真を撮影したい!」という思いとMIKIさんの想いが結びつき、これを機にMIKIさんのボランティア活動と当会サポートメンバーとしての日々がスタートしました。
家族写真やイベント開催時の撮影と同時にMIKIさんは動物愛護相談センターで行っているボランティアトリミング(通称:ボラトリ)の活動を1枚1枚記録に残すドキュメンタリーな活動もスタート。
初参加したボラトリは千葉県の動物愛護相談センター。
そこで1頭の収容犬と出会います。その1頭というのが現在、当協会の「広報ぶちょー」的存在の“やすおくん”です。
収容されていた頃のやすおくんが大好きなママとパパに出会い、イベントや家族写真の撮影で会う毎に表情が変わっていく姿はMIKIさんにとっても自分事のように嬉しかったとの事。
今までの活動の中で特に印象に残っている事があるそうで
①やすおくんがフィラリア陽性⇒陰性になった事
②カンタに噛まれた事
だそう。
フィラリア症は以前は治らない病気として知られていた事もあり(現在では適切な治療等により陰転することも)、難しいと思っていた状況が陰性になった事に感動したそう。
これもやすおくんのファミリーによる適切な治療やケア、愛情の賜物です。
2つ目にあがったカンタくんの噛みは決してネガティブな捉え方ではなく、お互いの意思疎通がうまくできなかったから・・・とMIKIさんは言います。
「噛む」という行動はネガティブで問題行動と思われがちですが、そこにはきちんと
理由があるからこそ「噛む」行動が出たという事を理解されているMIKIさん。
例え「噛み犬」というレッテルがあったとしても個々の変化や成長が見られるとモチベーションに繋がっていくと話す姿に、
「動物だから・人だから・・・」という目線で隔てるのではなく、壁を払って「個」として向き合う姿がありました。
「保護活動」という活動を言葉にすると悲壮感や個々のネガティブなイメージが少なからずつきがちになるけれど、写真を通してボランティアチームで活動を行っている「チーム感」や1頭1頭が幸せになっていく過程をポジティブに伝えていきたいと信念は、活動を行っている現在も変わらずに持ち続けています。
【 Epsode3. MIKIさんのこれから・・・ 】

グローバルに活動されているMIKIさんに今後の目標や想いを伺ってみました。
F)今後のMIKIさん活動プランをぜひ教えて下さい!
M)行っていきたいのは日本同様に写真のスキルを活かして保護動物の幸せに繋がるようなサポートを行っていきたい!
今、日本で行っているカレンダー撮影は自分自身にとっても大切なもの。可能な限り継続していきたいと思っています。

同じ想いでサポートそしてくれるMIKIさんの活動を全力で応援すると共に、今後もMIKIさんがファインダー越しからキャッチした1枚1枚のリアル感とハッピー感をポジティブに届けてもらえる事をメンバー一同楽しみにしています。